シグネチャースタイル — 17 種類の解説
JPick のシグネチャースタイルは、選手のシーズン全体のスタッツを z-score 化して 17 種類のプレースタイル類型に分類する独自指標です。「この選手はどんな働きをしているか」を、得点・アシストといった結果指標だけでは見えない角度から可視化します。ここでは各スタイルの考え方と該当選手の例を紹介します。
Free 6 種
#1 ポーチャー (Poacher) — 孤高のフィニッシャーFree
ボックス内の仕事人。少ないタッチで確実にゴールを射抜く。
シュート数に対する得点効率に注目するスタイル。「ボックス内でどれだけ確実に決められるか」というフィニッシャーの純度を、ゴール頻度・枠内シュート率・決定率の組み合わせで測定する。ビルドアップやパス回しへの関与は問わない。
アーリング・ハーランド (マンチェスター・シティ) / ハリー・ケイン (バイエルン・ミュンヘン)
#5 アドバンスドプレイメーカー (Advanced Playmaker) — チャンスの創造主Free
ラストパスで決定機を量産する攻撃のタクト。
守備ブロックを崩し、決定的なチャンスを演出するチャンスメーカー。キーパス・アシスト・自らのシュートを組み合わせて、ゴールに直結する決定的なパスを継続的に成功させているかを評価する。ポジション不問。
ケヴィン・デ・ブライネ (マンチェスター・シティ) / ブルーノ・フェルナンデス (マンチェスター・ユナイテッド)
#7 ボックス・トゥ・ボックス (Box-to-Box) — 規格外のダイナモFree
ピッチの端から端まで、攻守の全フェーズに関与する。
守備でのボール奪取、攻撃時のチャンスメイク、フィニッシュまでを高水準でこなす万能型 MF。タックル・インターセプト・キーパス・シュートの 4 項目すべてがリーグ平均以上であることを条件とし、特定のスタッツに偏らない総合力を可視化する。
フェデリコ・バルベルデ (レアル・マドリード) / ニコロ・バレッラ (インテル)
#9 ボールプレイングディフェンダー (Ball-Playing Defender) — 最終ラインの司令塔Free
守備力だけでなく、最後尾から攻撃を組み立てる。
DF でありながら、高いパススキルでビルドアップの中心になる選手。パス試行数・成功率・インターセプトを組み合わせて、奪ったボールを確実に味方へ繋ぐ現代的な DF の価値を測る。
ジョン・ストーンズ (マンチェスター・シティ) / フィルジル・ファン・ダイク (リヴァプール)
#10 ストッパー (Stopper) — 鉄壁の防波堤Free
1 対 1 の強さと危機察知で相手を封殺する。
対人守備に絶対の自信を持ち、相手の攻撃を物理的に食い止める DF。タックル・インターセプト・デュエル勝利を組み合わせて、パス回し参加よりもゴール前での純粋な守備力にフォーカスする。
アントニオ・リュディガー (レアル・マドリード) / ルベン・ディアス (マンチェスター・シティ)
#12 スイーパーキーパー (Sweeper-Keeper) — 11 人目のフィールドプレイヤーFree
手だけでなく、足元の技術でチームを救う。
シュートストップだけでなく、足元の技術でビルドアップに参加する GK。GK のパス試行数と成功率を組み合わせて、現代のポゼッションスタイルで不可欠な GK の攻撃的貢献を可視化する。
エデルソン (マンチェスター・シティ) / マヌエル・ノイアー (バイエルン・ミュンヘン)
Pro 11 種
#2 ターゲットマン (Target Man) — 前線の基準点Pro
攻撃の起点となるフィジカルモンスター。
前線でマークを背負いながらボールを収め、味方のための時間と空間を作る役割。デュエル勝利・被ファウル・キーパスを組み合わせて、得点だけでは見えないフィジカルバトルでの貢献を可視化する。
オリヴィエ・ジルー (LAFC) / ロメル・ルカク (ローマ)
#3 ダイレクトスレット (Direct Threat) — 推進する脅威Pro
ドリブルで切り裂き、自らゴールを脅かす。
パスで味方を使うよりも、自らのドリブル突破とシュートで完結させるアタッカーを評価。ドリブル成功・シュート・ゴールを組み合わせて、ボールを持てば常にゴールに向かう直接的な脅威を測定する。
ヴィニシウス・ジュニオール (レアル・マドリード) / ブカヨ・サカ (アーセナル)
#4 プレッシングフォワード (Pressing Forward) — 前線の猟犬Pro
高い位置からプレスでボールを奪う、献身的なアタッカー。
FW 登録でありながら、異常な運動量でプレスをかけ、高い位置でボールを奪う選手を評価。FW のタックル・インターセプトに絞って算出し、得点には表れない「守備的 FW」の貢献を可視化する。
ロベルト・フィルミーノ (アル・アハリ、元リヴァプール) / モハメド・サラー (リヴァプール)
#6 メトロノーム (Metronome) — 攻撃の心臓Pro
正確無比なパスでチームのテンポを支配する。
中盤から正確なパスを散らし続け、ゲームの支配権を握る選手。圧倒的なパス試行数と高い成功率を組み合わせて、ボール保持と攻撃の組み立てに不可欠な存在を可視化する。ゴール・アシストが目立たなくても評価される。
トニ・クロース (元レアル・マドリード) / ロドリ (マンチェスター・シティ)
#8 ボールウィナー (Ball-Winner) — ボール奪取のスペシャリストPro
ピッチ上のどこでも確実にボールを奪い返す、守備の要。
ピッチ上のあらゆる場所で相手からボールを奪い返す守備職人。タックル・インターセプト・デュエル勝利を組み合わせて、攻撃指標は度外視で純粋な奪取力に絞って評価する。
エンゴロ・カンテ (アル・イテハド) / デクラン・ライス (アーセナル)
#11 アタッキングフルバック (Attacking Full-Back) — 駆け上がるサイドバックPro
最終ラインからチャンスを生み出す超攻撃的サイドバック。
DF 登録ながら、高い位置まで進出して攻撃の起点となる選手。キーパス・ドリブル成功・アシストを組み合わせて、現代サッカーで戦術の鍵となるサイドバック / ウイングバックの攻撃貢献を可視化する。
トレント・アレクサンダー=アーノルド (レアル・マドリード) / アシュラフ・ハキミ (PSG)
#13 ビジョナリー (Visionary) — 視野で違いを生む創造主Pro
卓越したパスのビジョンで、リスクを取って決定機を演出する。
成功率は低くとも、相手の急所を突く鋭いパスを常に狙い続ける選手。キーパスの多さと、逆説的に「パス成功率の低さ (=失敗の多さ)」を組み合わせて、無難な横パスではなく試合を決定づける「針の穴を通すようなパス」へのチャレンジ頻度を測る。
ブルーノ・フェルナンデス (マンチェスター・ユナイテッド) / リオネル・メッシ (インテル・マイアミ)
#14 プレスレジスタント (Press-Resistant) — プレスに屈さないキープの達人Pro
プレスを受けてもボールを失わず、ファウルでしか止められない。
ドリブルやキープで相手のファウルを誘い、セットプレーの機会や相手のカードを誘発する選手。被ファウル数とドリブル成功数を組み合わせて、ゴール・アシストには直接記録されない「相手守備陣にストレスを与える陰の貢献」を可視化する。
ジャック・グリーリッシュ (マンチェスター・シティ) / ケヴィン・デ・ブライネ (マンチェスター・シティ)
#15 ゲームチェンジャー (Game Changer) — 試合を変える切り札Pro
途中出場から試合の流れを変える、限られた時間で結果を残すジョーカー。
スタメン起用は少ないものの、途中出場から爆発的な攻撃力を発揮するスーパーサブ。ベンチスタート率の高さと 90 分換算での得点・アシスト・シュートを組み合わせて、疲弊した相手 DF に対して短時間でどれだけ決定的な仕事をしているかを評価する。
ディヴォック・オリギ (元リヴァプール、元ミラン) / オリヴィエ・ジルー (LAFC) ※スーパーサブの典型
#16 スペースエクスプロイター (Space Exploiter) — 空間の支配者 (別名: ラウムドイター)Pro
ドリブルに頼らず、優れたオフ・ザ・ボールの動きでスペースを突き続ける。
ドリブル突破を試みないにも関わらず、高い得点力を誇るフィニッシャー。ドリブル試行数がリーグ下位レベルという条件で絞った上で、ゴール・枠内シュートを評価する。優れたオフ・ザ・ボールの動きで隙を突き、フィニッシュに直結させる知性を可視化する。
トーマス・ミュラー (バイエルン・ミュンヘン) ※ラウムドイターの体現者 / フィリプ・コスティッチ (元ユヴェントス)
#17 プログレッシブディフェンダー (Progressive Defender) — 進攻型ディフェンダーPro
最後尾から攻撃を前進させる、CB の枠を超える運び手・配給役。
伝統的な対人守備に留まらず、ロングフィードによる局面打開・ボールを運ぶドリブル・正確な配球を持つ現代型 DF。キーパス・ドリブル成功・パス精度を主軸に、ストッパー (純粋守備) やボールプレイングディフェンダー (パス循環型) との差別化として「攻撃を前進させる力」 (Progressive = Opta/FBRef 標準用語) に絞って測定する。
伊藤洋輝 (バイエルン・ミュンヘン) / ジョン・ストーンズ (マンチェスター・シティ) / ヨシュコ・グヴァルディオル (マンチェスター・シティ) / マッツ・フンメルス (元ドルトムント) / 板倉滉
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JPick アプリでは、同じシグネチャースタイル内の質的な差異 (量型 vs 効率型、攻撃型 vs 守備型 など) を 4 象限プロットで可視化しています。スタイルごとの軸定義や個別選手の Tier (👑 屈指 / ⭐ エース) など、より深いタイプ分けはアプリでご確認ください。
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本ページのスタイル一覧は紹介の入り口です。実際のシーズン中の選手 Tier、ランキング、4 象限プロット、リアルタイム更新は JPick (iOS) アプリで提供しています。
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