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京都サンガ vs 清水エスパルスJ1第13節 プレビュー攻守両面のxG乖離が示す清水の矛盾、12試合連続失点の京都に挑む

By JPick Data Team
執筆: 2026年10月29日
J1 第13節 | サンガスタジアム by KYOCERA | 2026年10月31日(土)14:00 キックオフ

26-27シーズン第13節、京都サンガ(16位・勝点10)がホームに清水エスパルス(13位・勝点14)を迎える。26-27シーズンを通じて一度も無失点に終えていない京都と、攻守にわたってxG乖離(実際の得失点差と期待得失点差の開き)が−2.8まで広がる清水——どちらも守備の課題を抱えたまま中下位に位置し、勝点差4を挟んで相まみえる。スターティングラインナップは当日発表。

注目ポイント 3 点

1. 京都の守備はシーズン全試合で失点——今節は出場停止の影響も
被xG平均1.70はJ1 19位(20チーム中)。今節は佐藤 響が警告累積による出場停止で不在と、守備陣への負荷はさらに増す。(→ ①)

2. 清水の守備は数字以上に崩れている——直近5試合の失点はnpxGの1.6倍
xGA J1最下位(20位)に加え、直近5試合の失点13はnpxG 8.02を大幅に上回る。得失点差も期待値より2.8ポイント悪い。(→ ②)

3. 京都のJ1 2位ストライカー vs 清水のJ1 3位ドリブラー——個の力量差が試合の色を決める
ラファエル エリアスと藤井 智也、各チームを体現する傑出した個の活躍次第で勝敗の方向性が変わる。(→ ③)


① 京都の守備——リーグ戦12試合連続失点の構造的な脆さ

26-27シーズン12試合を戦い、京都サンガは一度も無失点で終えていない。被xG平均1.70(J1 19位)という数字が示す通り、これは単発の不運ではなく構造的な問題だ。失点の時間帯を見ると第61〜75分だけで全失点の34.8%(8失点)が集中しており、後半に入ってから守備が崩れやすいパターンが見える。

今節は佐藤 響が10月26日からの出場停止で不在。また齊藤 未月(前十字靭帯損傷・8月17日から離脱継続)と酒井 滉生(4月18日から離脱継続)も出場できない状況だ。

守備の要であるジョアン ペドロは26-27シーズン J1 1位ボールハンター型(球際で奪い切る守備者)として機能しているが、リーグ戦12試合連続失点という記録は止まっていない。

京都の攻撃——ラファエル エリアスが中心に

守備の課題の一方、攻撃ではラファエル エリアス(J1 2位ストライカー型・ボックス内で仕留める点取り屋)が10試合で5得点・npxG 4.4と効率よく仕留めており、京都の総得点15のうち実に3分の1を担う。新井 晴樹も全12試合出場で4得点・npxG 2.5と貢献しており、攻撃陣の核は機能している。

また、今節の京都は中日3日(直近試合は10月27日)と比較的短い休養で臨む。清水の中日7日(直近試合は10月24日)に比べると、コンディション面での差は無視できない。


② 清水の守備崩壊——直近5試合でnpxGの1.6倍失点

清水エスパルスのxGA(被期待得点)はJ1最下位(20位)で平均1.74。しかしシーズン通算のxG乖離(−2.8)が示す通り、実際の失点はその期待値をさらに下回っている。

直近5試合の数字はさらに深刻だ。サンフレッチェ広島戦(10月24日)ではnpxG 1.73に対して4失点、FC町田ゼルビア戦(10月21日)ではnpxG 3.45に対して5失点と、xGをはるかに超える失点が繰り返された。直近5試合の合計では、npxG 8.02に対して13失点(差 +4.98)と守備の崩壊が続いている。

攻撃の矛盾——決定率J1最下位なのに直近は上振れ

清水の決定率はJ1最下位(8%)で、シーズン通算のnpxG 12.78に対してnp得点9と大幅に下振れている。ところが直近5試合ではnpxG 3.86に対して6得点と逆に上振れており、この試合でその傾向が続くかが注目点だ。

主力のオ セフン(7月加入・11試合出場)はnpxG 2.7に対してnp得点1と決定機を活かせていない。ジャーメイン 良(12試合出場)もnpxG 2.3に対して無得点と、清水の攻撃陣全体で決定力の低さが目立つ。


③ ラファエル エリアス vs 藤井 智也——傑出した個の対決が試合を動かす

両チームのプレースタイル上位選手に注目すると、この試合の攻防の焦点が浮かび上がる。

京都の攻撃を担う ラファエル エリアス(J1 2位ストライカー型)

ラファエル エリアスはストライカー型(ボックス内で仕留める点取り屋)として26-27シーズン J1 2位(上位10%)に位置する。評点7.3・10試合5得点と安定したパフォーマンスを続け、清水の守備崩壊が続く今節は得点チャンスが広がりやすい状況だ。清水はリーグ戦5試合連続失点中であり、ラファエル エリアスの決定力との相性が問われる。

清水の攻撃を引っ張る 藤井 智也(J1 3位ドリブラー型)

藤井 智也はドリブラー型(1対1で違いを生む突破役)として26-27シーズン J1 3位(上位7%)。清水唯一のプレースタイル上位傑出選手だ。清水のボール支配率はJ1最下位(平均40.7%)と押し込まれる展開が多いが、藤井がサイドでボールを持てれば局地的な優位を生み出せる。京都のデュエル勝率(49.8%)はリーグ中位水準で、藤井の突破に対して組織的に対応できるかが問われる。

なお、今季の清水には元京都の平戸 太貴(2026年9月16日に京都から移籍)も在籍しており、古巣との対戦に臨む。


直近5試合のフォーム(○=勝・△=引き分け・●=敗)

京都サンガ: △ △ ● ● ○(最新→過去)
リーグ戦2試合連続無敗。ただしリーグ戦12試合連続失点が続いている。

清水エスパルス: ● ● △ ○ ○(最新→過去)
リーグ戦2連敗中。リーグ戦5試合連続失点。


過去の対戦(H2H)

直近の対戦成績(京都視点):1勝2分3敗(過去6試合)

日付 ホーム スコア アウェイ
2026年5月2日 京都サンガ 1-2 清水エスパルス
2026年2月14日 清水エスパルス 1-1(PK戦) 京都サンガ
2025年9月20日 京都サンガ 0-1 清水エスパルス
2025年3月16日 清水エスパルス 1-2 京都サンガ
2022年8月27日 清水エスパルス 1-0 京都サンガ
2022年5月14日 京都サンガ 0-0 清水エスパルス

(2026年のホーム2試合は百年構想リーグ。○=90分勝・●=90分敗・P=PK戦進出)

サンガスタジアム by KYOCERAでの過去3試合は京都の0勝1分2敗と、相性の良くないカードだ。直近4戦でも清水が3勝と優位に立っている。


データから見る展望

この試合に勝てば清水は10位(勝点17)まで浮上し、京都は勝利で14位(勝点13)に上がる。下位争いが続く中、勝点差を縮める上で両チームにとって重要な一戦だ。

京都の試合は総ゴール数3以上の割合がJ1 1位(75%)で、ホームでの平均総ゴール数も3.17と高い水準にある。清水の守備崩壊が続く中で、高スコアな展開になる可能性を示唆している。

結論

守備の数字が双方にとって重くのしかかる。京都はリーグ戦12試合連続失点に加えて今節の出場停止という追い打ち。清水はxG乖離−2.8という数字が示す通り、守備は期待値以上に失点し続けており、攻撃も決定率J1最下位の構造的な問題を抱えている。

この試合の均衡を破るのが個の力か、それとも崩れた守備ラインを突くカウンターか——ラファエル エリアスの決定力と藤井 智也のドリブルという、両チームを体現する個の出来が勝敗を左右するだろう。H2Hの相性では清水が相性の良いカードを引いているが、ホームの京都の粘りと攻撃力が数字を覆せるかが見どころだ。

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