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11-12 位決定戦 第 2 戦:撃てども決まらぬ浦和、PK 戦の記憶

By JPick Data Team 執筆: 2026年6月4日 12:00 明治安田 J1 リーグ 11-12 位決定戦 第 2 戦 | 埼玉スタジアム 2002 | 2026年6月6日(土)16:00 キックオフ

第 1 戦は岡山 1-1 浦和 の引き分け。両者イーブンのまま、舞台を埼玉スタジアムに移す第 2 戦で総合 11 位を争う。勝った方が総合 11 位、90 分で決着しなければ 30 分延長 → PK 戦。J1 最多級に撃ちながら決め切れない浦和にとって、この「PK 戦」という出口は重い意味を持つ。3 つの注目ポイントでひも解く。

試合の基本情報

項目 内容
開催日 第 1 戦 2026年5月30日(岡山 1-1 浦和)/ 第 2 戦 2026年6月6日(土)16:00
会場 第 1 戦 シティライトスタジアム(岡山ホーム)/ 第 2 戦 埼玉スタジアム 2002(浦和ホーム)
勝ち抜け条件 両者イーブン。第 2 戦に勝った方が総合 11 位。90 分で決着しなければ 30 分延長 → PK 戦
想定布陣 浦和 4-2-3-1 主体(直近 4-4-2 も)/ 岡山 3-4-2-1(リーグ終盤の継続)
ペアの位置付け 総合 11 位(East 6 位 浦和 勝点 25)と 12 位(West 6 位 岡山 勝点 26)の決定戦

注目ポイント 3 点

1. 撃つ浦和が、岡山の堅さに 1-1
浦和は J1 最多級に撃つが決定率 10.0%。第 1 戦も決め切れず引き分けた。(→ ①)

2. 作るサヴィオ、足りない仕留め役
マテウス サヴィオが攻守に走り作るが、前線に二桁得点の仕留め役がいない。(→ ②)

3. 90 分で決まらなければ、浦和が苦手の PK 戦へ
浦和は今季 PK 戦 4 戦全敗。延長 → PK は浦和に重い出口だ。(→ ③)


① 第 1 戦の「予想」と「実際」— 撃つ浦和が、なぜ 1-1 だったか

第 1 戦の前、内容で上回ると見られたのは浦和だった。1 試合平均 13.8 本・シーズン総 249 本のシュートは J1 最多級で、被 xG 18.5 は J1 5 位、クリーンシート 7 と守備も堅い。撃てて守れる――そんな見立てだった。

ところが「実際」はアウェイの岡山で 1-1。浦和は撃ちながら 1 点しか奪えなかった。理由は決定力にある。249 本撃って得点は 25、決定率はわずか 10.0%。本数の割にゴールが伸びない構造的な課題が、岡山の堅い守備の前でそのまま出た。一方の岡山は、ボール支配率 41.0%・パス成功率 67.7%(J1 最低級)という低保持・直線的なスタイルで、少ない好機を仕留める。第 1 戦も DF ダニーロ ボザ が浦和の 1 点を返したが、岡山はルカオが先に決め、本山 遥が起点を作った。撃てども実らぬ浦和と、手数をかけず刺す岡山。両者の対比のまま、第 2 戦を迎える。

② 浦和の決定力 — 作るサヴィオ、足りない仕留め

浦和の攻撃を動かすのは MF マテウス サヴィオ だ。2 得点 5 アシスト・キーパス 40 本(アシスト J1 3 位)に加え、JPick のシグネチャースタイル分析では攻守に走り回る ボックス・トゥ・ボックス(z=0.72)が J1 の MF で 1 位。中盤から試合を動かす存在だ。

問題はその先にある。チーム最多得点が MF 肥田野 蓮治 の 4 点で、FW 小森 飛絢 と MF 渡邊 凌磨 が各 3 点と、二桁得点の「絶対的なフィニッシャー」が不在。サヴィオが作っても仕留め役が薄いまま、249 本のシュートが 25 得点にしか結びついていない。FW 松尾 佑介(プレイヤーインパクト +41)ら前線がこの課題をどう埋めるかが、第 2 戦の鍵になる。

※ Player Impact(プレイヤーインパクト)はチーム内での相対的な影響度を示す指標であり、対戦相手に対する強さを直接示すものではない。

③ 両者の勝ち筋 — 浦和は「数で押す」、岡山は「直線的に刺す」

浦和が勝つ鍵は、撃つ本数を得点に変えることだ。 サヴィオの配球と松尾の推進で、J1 最多級のシュート機会をより良い位置から放てれば、決定率の低さを「量」で補える。守備は被 xG J1 5 位・CS 7 と堅く、岡山の直線的な攻めを受け止める土台はある。

岡山が勝つ鍵は、低保持でも直線的に刺す型を貫くことだ。 ボールは譲っても、DF 田上 大地(プレイヤーインパクト +38)を軸に守り、MF 江坂 任(3 得点 3 アシスト)や FW ウェリック ポポ の縦の鋭さで仕留める。浦和が決め切れない時間が続けば、岡山に流れが傾く。


結論 — 浦和は 90 分で決め切れるか、それとも苦手の PK 戦か

この一戦の本質は、浦和が「撃つ本数」を「得点」に変えられるかに尽きる。

浦和はホームで岡山を押し込む時間を作れるだろう。問題はその先――249 本撃って決定率 10.0% という仕留めの甘さを、この一戦で改善できるか。サヴィオが作る好機を、誰が確実に沈めるか。そこが解けなければ試合は動かず、延長から PK 戦へとなだれ込む。そして浦和の今季 PK 戦成績は 4 戦全敗。決め切れないまま PK 戦に入れば、その苦い記憶が現実味を帯びる。逆に岡山は、守って粘り、浦和の決定力不足に付け込めれば、低保持でも勝機をつかめる。浦和が 90 分で答えを出せるか――そこにこの試合の最大の見どころがある。


本記事の順位・勝点・得点・失点は J リーグ公式の最終順位(2026 シーズン第 18 節終了時)に準拠し、シュート・xG・選手スタッツは JPick のデータベース(API-Football 提供データ)の 2026 シーズン値を用いています。選手は現在の所属(2026 シーズン登録)を確認のうえ掲載しています。

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