J1 第9節 | 味の素スタジアム | 2026年10月11日(日)15:00 キックオフ
東京ヴェルディ vs サンフレッチェ広島J1第9節 プレビュー監督解任5日後、J1最下位攻撃が試される
By JPick Data Team | 執筆: 2026年10月6日
2026年10月6日、東京ヴェルディは「城福 浩 監督 契約解除のお知らせ」を発表した。後任は未定のまま、わずか5日後には今季J1最高の攻撃力を誇るサンフレッチェ広島を味の素スタジアムに迎える。今季8試合で未勝利(0勝4分4敗・19位)、J1最下位のxG平均(0.91/試合)というデータが示す課題と向き合う一戦だ。
注目ポイント
- 監督解任5日後の試練 — 城福 浩 監督との契約が10月6日に解除。後任未定のまま迎えるこの試合で、東京Vに何が変わるか(→ ①)
- xG最下位 vs xG首位の格差 — 東京VのxG平均0.91(J1 20位)に対し広島は2.76(J1 1位)。被xG平均でも広島は0.66でJ1首位と、攻守両面に大きな開きがある(→ ②)
- 広島の直近5試合で積み残したxG — npxG 12.67を生み出しながらPK除く得点は10にとどまる(→ ③)
| 指標 | 東京ヴェルディ | サンフレッチェ広島 |
|---|---|---|
| 順位・勝点(第8節時点) | 19位・4pt | 3位・17pt |
| xG平均(J1順位) | 0.91(20位) | 2.76(1位) |
| 被xG平均(J1順位) | 1.43(9位) | 0.66(1位) |
| ボール支配率(J1順位) | 43.9%(15位) | 59.9%(2位) |
| xG乖離 | −3.85 | −3.17 |
| 直近5試合フォーム | LLDDL | DWLWW |
出典: JPick データベース(26-27シーズン 第8節まで)
① 監督解任5日後の東京V — 未勝利が示す構造的課題
2026年10月6日、東京ヴェルディは「城福 浩 監督 契約解除のお知らせ」を発表した。後任はまだ発表されていない。
8試合終了時点で東京Vは0勝4分4敗(19位・4pt)。攻撃の課題はデータに明確に表れている。xG(期待ゴール)平均0.91はJ1 20位(最下位)、決定率5.1%も20位(最下位)、1試合平均のチャンス創出数7.6は19位と、得点力の構造的な低さが続く。
最前線の染野 唯月は8試合でxG 1.8を積みながら得点は0。福田 湧矢も7試合でxG 1.4・得点0と、主力FW2人の合計xGが3.2に対して得点がない状態が続いている。
離脱者も複数抱える。宮原 和也・森田 晃樹・寺沼 星文は9月10日から、山見 大登は5月4日から、吉田 泰授は4月29日から欠場が続く。夏の移籍窓では藤本 寛也(バーミンガム・シティからローン、9月16日加入)や一美 和成(9月10日加入)が加わったが、未勝利の状態は変わっていない。
先制された3試合は全て敗戦で、ホームゲームでも5試合0勝(2分3敗)。実ノンPKゴール差(−8)は期待値(−4.15)を3.85ポイント下回り、基礎値以上に厳しい結果が続いている。
② 広島の攻守J1首位 — データが示す圧倒的な実力
広島(3位・17pt)は5勝2分1敗でこの試合に臨む。攻守の指標はリーグ最高水準にある。xG平均2.76(J1 1位)、被xG平均0.66(J1 1位)、チャンス創出数17.9(J1 1位)、枠内シュート平均7.6本——これに対し東京Vの枠内シュート平均は2.3本だ。
得点の主役は鈴木 章斗だ。8試合で6得点(PK除く5得点)を記録し、npxG 4.3に対しnp得点5とストライカー型の働きを見せる。加藤 陸次樹(チャンスメーカー型・2得点・xG 3.4)、セバスティアン アレー(3得点・xG 1.7)が続き、DF中野 就斗(2得点・xG 1.3)まで得点に絡む厚い攻撃陣だ。
夏の移籍窓では川村 拓夢(ザルツブルクから移籍・7月25日加入)、セバスティアン アレー(FCユトレヒトから7月6日加入)が加わった。
H2Hは過去4試合全て広島が勝利。通算スコアは東京V 2−10 広島で、直近の2025年8月23日も東京V 0−3 広島だ。今節広島が勝利すれば勝点20で首位浮上となる。バルトシュ・ガウル監督率いる広島は2連勝中で、4試合連続得点を記録している。
浅野 拓磨(7月25日から離脱)と山﨑 大地(8月26日から離脱)が欠場しているが、得点を担う主力は揃っている。
③ 広島が「決め切れていない」直近5試合のデータ
広島は直近5試合でnpxG 12.67を積みながら、PK除く得点は10にとどまっている。−2.67の差は「決め切れていない」状態(差が±2.0を超える水準)を示す。
季通算でも同傾向が続く。npxG合計20.47に対しPK除く得点は18(差−2.47)、期待ノンPKゴール差(+15.17)に対し実ノンPKゴール差は+12で、xG乖離は−3.17だ。
一方の東京Vも同方向の構造を抱える。実ノンPKゴール差(−8)は期待値(−4.15)を下回り、xG乖離は−3.85とさらに大きい。ただし広島の期待ノンPKゴール差(+15.17)に対し、東京Vは(−4.15)と、基礎値そのものに圧倒的な開きがある点は変わらない。
データから見る展望
J1 xG攻守首位の広島に対し、攻撃力J1最下位の東京Vが後任未定の状況で挑む。過去4試合で東京Vは広島から2得点しか奪えておらず、広島が前半リードした試合は今季4試合3勝1分(無敗)と結果に直結している。先制点の行方が試合を決める可能性が高い一戦だ。
スコア確率マトリクスや選手の詳細指標はアプリで確認できる。
